2013年12月11日水曜日

評価の相対vs絶対。

年度末ということもあり、人事考課について考えることが多いのですが、評価と実力には3年のギャップがあるものだ、という話を聞き、「なるほどなー」と思う反面、日本的だなぁ、とも少し感じ。
ベトナムでは3年後のキャリアと給与より、今のキャリアと給与が大事ですもの、ふむ。

さて、日本で仕事をしているときを思い出すと、我ながら尖がっていたなぁ、と思うことがあり、自分の受ける評価について考えることもあったのですが、ベトナムに来て自分で会社立ち上げをやって、そんなときに他の企業の方々にお目にかかりますと、「自分、まだまだだな」と思い知らさせることがかなーりあります。なーんだ、自分、全然ダメだな、と。適切に、そして謙虚にいかないとダメですね、人は。

さてさて、組織内での人事考課を考えると、その軸はあくまで「相対的」であるべき、という考えを頂きました。学校での成績を付ける際、「5」は何人などなどあるわけで、評価における相対性というものは当たり前なのですが、これまで評価をした経験のない私は、なんとなく絶対性を求めていたような気がします。

学校、企業、など、単一の組織の中での相対評価、というものはもちろん大切だと思うのですが、大学で研究室に入った場合など、研究室内での評価というものには、論文のIFや引用数などの絶対性を考える必要があります。

企業においても業績というものは絶対的な数字としてあらわされる訳ですが、それを参考に、定性的な内容も加味した上で、相対評価というものがなされていると思います。経営陣は、他社がどうであったって株主からは絶対的な評価を求められる訳ですから、絶対評価というものは法人の長が受けるものかと思います。「不景気だから業績が悪いです」、「え、だから何?」という話ですね。

私自身、これからは評価を受けもするし、評価を実施もするし、その中で考えることが増えそうだとは思いますが、常に妥当性を持って判断をしていければ、判断されれば、と思います。そして出来るだけ妥当な判断の出来る組織を作っていかないといけないですね。

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