2012年12月30日日曜日

はじまりの一年の終了。

ベトナムにお歳暮のような風習があるみたいで、各取引先がカレンダーと一緒に持ってきてくれたりしますが、仲秋の餅ほど盛大ではなく、懇意なところは(なりたいところは)という感じでしょうか。

事務所に4部屋しかないにも関わらず、各取引先の方々からありがたいことにカレンダーを頂くので、すっかり30を超える数がたまってしまいました。でも4部屋しかないのも今のうちで、来年の今頃には絵屋の数は30を超え割と所帯が大きくなっているはずです。スタッフの数もまだ少なくこじんまりと準備してきておりますが、来年は準備運動を終えて長いマラソンのスタート地点に立つことになります。

管理側としては、これから所帯が大きくなってもスマートに回せるように本質を見極め進めていきたいところですが、言葉の壁、行政の壁、文化の壁など様々なハードルがあります(ま、そんなんどこでも同じ)。しかしそのハードルの全てが自分の糧となることは間違いないことであると思います。

医薬品の世界戦略がベトナムから始まることになりますが、自分個人の世界戦略としても同じくココから始まります。今年は節目の30歳となり、責任・白髪・ストレスも少しずつ増えw、仕事もだんだんと面白くなってきました。30歳-40歳の未来予想としては、35歳までにベトナム工場を離れ、シンガポールに移動。製剤・技術・生産・管理の経験をベースに営業寄りの仕事がしたいなぁと思うこの頃です。反面、革新はなはだしい研究分野ではキャッチアップ出来ていないので皆さんとお話ししながらアップデートできればと思います。

工場PJは今年から始まりましたが、プロジェクト自体は30年後、自分が60歳の時も依然として稼働している予定です。過去を語って偉そうにするのはキライですが、もしすべてが順調に行ったならば、また、見に来たいなぁとしみじみ感じています(←まだ始まってないのにネ)

さて、そんな中でも何がプライオリティがというのは、生きる上できっちりと持っておく必要があります。先日Youtubeで見た大学の講義が文字化されているものがあったのでお時間ある方はどうぞ。

要は、ポリタンクに何かを詰める場合、でっかい石(大事なもの;家族)から順に詰めていかないといけない、ということ。砂(大事でないもの)を最初に入れてしまうと、それだけでいっぱいになり、あとから大事なものを入れるスペースがなくなる、ということです。

でも!ユーモアとして、そんな満タンのポリタンクでも、いつでもビールを注げば入るんだよ(友人と飲む機会はあるんだ!)という質問への回答で締めくくられていました。

家族の存在をありがたいと思う共に、気軽に飲んでくれる友人にも感謝ですね。

さて、来年はもう少し薬寄り・具体的な話題も増えるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

2012年12月22日土曜日

今週はインド。

NAMASTE!インドからこんばんわ。
日本では3連休、という話ですが、月曜日から出張を入れて12連勤の筆者です。ベトナム工場を構築するための調達先を探すってことでインドに来ております。今回は4日間で5都市を回るというかなりタイトなスケジュールだったため、ほとんどインドに来たような間隔はありませんが、それも今日でとりあえずひと段落。

一般的な話として、医薬品の製造装置や設備を購入する際に、まず最初に考えるのが設備自体の品質と仕様です。3極対応とかそういう仕様にする場合は、どこかにコンサルを入れてURS(User Specification requirement)を作成し、その通りに製造メーカーに作ってもらうことが必要(仕様にあう既存品があればそれでもOK)。日本のメーカーのものはもちろん製造品質であるとか、素材の品質はいいものもあるけれど仕様という点でグローバルになっていないモデルもある。インド製でグローバルな仕様だけれど、日本人から見ると品質が悪い(仕上げが汚い)部分がある。でもGMPの観点からみると、仕様がやはり大切で細かい点で美しいか、というところは本質としては関係ない。もちろん設備としての見栄えは優れるのだろうけど、それでコスト高になるのも全体としてはどうなのかと思う。

製造装置、特に注射剤のものに関しては、インドやベトナムのローカル企業であっても、それなりの企業はドイツの装置を使っていることが多い。いまだ信頼性は圧倒的に高い。中国や台湾、インド製の充填機もあるけれど、クリティカルな部分として製造装置の性能はまだ本家には到達していないですね。
その反面、パーティションや空調などの工場付帯設備に関しては、比較的品質も向上してきてて、台湾や中国、韓国などのメーカーもいい仕上げのものを製造するようになってきていると思う。

高品質、というのは我々日系メーカーとして譲れない点があるので、それを低価格でやるにはどうするか、というのが人件費、材料費、建築費、輸送費、などなど総合的に展開していく必要があるが、一つ一つクリアすれば決してできないことはない。

また、製剤コストの数10%を占める原薬の一般的な話としては、日本の品質(結晶系・類縁物質・色・粒子径など)を達成するには新興国で作る場合でも余計な手間がかかってしまい、めちゃくちゃコスト安にはならないという現実がある。(製薬業界も日本品質はやはりガラパゴス)たとえばアメリカの場合は、結晶系は関係ないから、それに対する特許回避なんかする必要ないし、それだけでだいぶ手間が減る。

前にも書いたように、日本人はハードにしてもソフトにしてもどんな場合にも対応できるようにいろいろと詰め込みすぎる傾向にあると思うので、ルールに従って優先順位をつけていく、そして作る、という方法を選べばおそらく問題はないんだろうけど。製造に関しては来年から勉強していくつもりなのでどうぞよろしく。同時に調達やSOPにも噛んでいきたいですねぇ。

余談ですが、インド最大のLCCは「SpiceJet」というなんとも辛そうな名前です。日本でやるならSashimiJet、韓国ならKimchiJet、ってとこでしょうかね。

2012年12月10日月曜日

医薬品・医療機器について考えた一週間。

今週はIGPA(International Generic Pharmaceutical Alliance)など医薬品関連のイベントが多々あり、医薬品・医療機器・それら産業について考えてみた1週間でありました。

IGPAにて感じたのは、毎年のことながらジェネリック医薬品へのシフト加速。巨大製薬市場アメリカ、においては医薬品の売上数量の8割がジェネリック医薬品。だけれども売上金額の8割は新薬市場。この影響力はデカイ。年間の薬剤費が30兆円として、24兆円が新薬、6兆円がジェネリック医薬品。たった2割の売り上げシェアか、と思うなかれ。日本の薬剤費は9兆円なので、その市場は並ではなく、その6兆円市場がストリートファイト的に激戦を繰り広げています。

IMS社、アランシェパード氏の講演では、日本においては、近年になればなるほどジェネリック医薬品の発売から浸透するまでの期間が短くなってきているとの報告。氏のスピーチでは触れなかったですが、そのシェアはせいぜい15%止まり、というところはまた別の話。これは一定数量はジェネリック医薬品に変更可能な医者がいるものの、それ以外はジェネリック変更不可の医者が多いということを示唆しています。ただしその提供データも2011年までなので、2012年の一般名処方がまた新しいムーブメントを起こしていることも確かでしょう。

インドに製造拠点がある企業のうち、日本に製剤輸出を目論んでいるのが、第一三共(参加のランバクシー)、エーザイ(アリセプトの製造移管)、共和薬品(親会社ルピン)などなど。すでにインドから日本に輸入しているのはジェネリック医薬品のザイダスファーマ。

インドなどの新興国で製造する場合、その国内に販売しようとするなら、GMP基準も比較的ハードルが低く、製造コストを抑えられますが、日本みたいにアホほど品質を高めようとすると原薬の選定、製剤設計などを追加で実施する必要があり、必然的にコストアップは生じます(インドの流通ロットとは製法・品質を変えざるを得ない)。そこが新興国に拠点を持つ企業が意外と成功しない理由の一つであると思います。でも、上記の企業はいずれも経口製剤(飲み薬)の製品群を有する企業であり、注射剤で新興国製造、というのはあまり耳にしません。

最近動いた例とすれば、富士製薬のOLIC社買収だろうか。日本における長期収載品、ジェネリック医薬品のコスト競争が激しくなるものの、早めに海外生産品に対するアレルギーをなくしていかなければ生き残る道はないんでしょうね。

週の後半は新薬や再生医療に近しい分野の方々と。こちらはいろいろと耳よりな情報もあったものの潜伏、ということで。自分としてはいいニュースリリースを聞けることを願うばかり。

2012年12月1日土曜日

ベトナム製スーツ。

会社、アオザイ、と続きましたので、自分用のスーツの話をば。ベトナムハノイにTailortさんという日本人オーナーのテーラーがあり、日本人の中で少し話題になっていたので、早速作りにいってみました。

もともとベトナムは縫製国家というだけありいたるところにテーラーがありはするのですが、なかなか細かいところまでお願いすることができず、頼んではみたものの。。。という結果が多いという話も聞くのでチャレンジはできませんでした。

ということで、早速結果報告です。結論的にいうと、値段相応かな、という感想です。ただ、このクオリティをベトナムで出すには苦労がかなりあるのでは、とは思いますが、ちょっと辛口コメントです。今回は生地は持ち込み。Reid & Tailorのウーステッドs’120のものです。

お願いした仕立てとしては、
・ブリティッシュベース
・チェンジポケットをジャケット、パンツともに
・チェンジポケットの位置を下げる。
・Dカン止め
・バーティカルポケット
・貝ボタン
くらいですかね。
お台場仕立て、本切羽、ポケットやラペルのピックステッチはデフォです。冬物生地を背抜きにしましたが、裏地を使ってきれいにパイピング仕立てにしてくれてなかなかいい出来上がりです。
細め、股上浅めのイマドキのラインです。仕立てたばかりのときはかなりタイトだったので、2cmほど出してもらいました。表には出ませんが、芯は接着芯を使用。さすがに毛芯ではないんですね。日本の安めの仕立ても接着芯なのでこれは特に気にしなくてもいいでしょう。
実際ベトナムではあまりスーツを着ることはないのですが、日本はもう冬、ということですので、来週からの帰国時に早速着てみたいと思います。

ちなみに仕立て代は基本料金で1万2千円。裏地やボタン、ポケットのデザインを変えて、トータル1万9千円くらいです。ご参考まで。

2012年11月27日火曜日

アオザイの作り方。

ベトナムの国民的服装と言えば、誰もがアオザイ(Áo dài)ですが、これは色が青いからなど、という理由ではありません。というか、そんな人は大日本帝国が如く日本語が世界で使われていると思ってることでしょう。

さて、ベトナム語でアオ=服とかシャツ、ザイ=長い、という意味です。よってアオザイは、長い衣装という意味の言葉になります。もっとも、ホーチミンでは言葉が柔らかく、アオヤイと発音しないと通じなかったりします。

このアオザイ、体のラインに沿ってピタッと作られるため、基本的にはオーダーメードです。街を歩いてみても、それほどぶかぶか/ぴちぴちの人を見たことはありません。そのため、注文の際、サイズを18か所も測る必要があります。スリーサイズくらいでどうのこうの言っているアナタ、アオザイは作れませんよ?しかも自分では測れないから誰かに頼まねばなりません。
あと、驚くことに、直接服の仕立てには関係ない、頭の大きさも測らないといけないんですね~。これは全体のバランスを考慮するためと思われます。

で、全てにオーダーメード、というのは、作り変えるたびに生地産業・縫製産業の仕事を創出するという点からすると経済的にいいのでしょうが、一方で応用が利かない、というベトナム人特有(え?日本人も?)の特徴にも表れているのではないかなぁと感じます。マルチタスクのできない、まるでiOS3.0のようです。

その点、日本の伝統衣装、着物は、背丈・横幅に関係なく美しく纏える、という点で素晴らしいものだと思います。その万能さが、日本人の応用力に表れているといっても決して過言ではないでしょう。ただ、機能を入れ込みすぎる、機能をそぎ落とせない、というような全部主義・優柔不断さもそこから培われているのではないかと思っています。

だから万能を求めるがあまり、ケータイ電話のような日本以外では使えないガラクタ現象が起きることになるんですね。

最後にアオザイの話に戻りますが、お値段1着3000円・納期は5日です。ご参考まで。

2012年11月24日土曜日

30歳と60歳で会社をつくる。

日経ビジネスオンラインの「60歳と30歳で会社をつくる」を遅ればせながら完読して、思ったこと多々。岩瀬大輔氏に自分を例えることはなかなか恥ずかしいことではあるけれども、確かに今自分が30歳で、ベトナムで雇った副社長が60歳であることと思うと、まさしくこのタイトルだなぁ、としみじみ。(写真は建設予定地:約400m×400m)

これまでは、日本人>ベトナム人、という構図で、ロジカルに考えていた(と思う)ものの、エモーショナルな部分や、人格否定の部分があったのではないかと一人反省。ベトナム法人はベトナム向けの医薬品製造販売を行わず、全量輸出を目論むものの、ベトナムに拠点を置く、ということもっと認識しなければならない。しかし、仮に欧米人が社長となったら自分は、欧米人>日本人、という構図に自然と持って行ってしまうのではないかと思うけれど、先入観を持たずにイコールでつないで喧々諤々しないとダメだ。

ベトナムで60歳、というと、言わずもがなベトナム戦争を経験している。僕はというと、戦争というものはメディアを通じてのみの経験。考え方に差があるのは無理はない。年の差、国の差、人種の差、などなど、違いをあげればきりがないけれど、それを「素直」(合理的)に受け止めて、モノゴトを前に前に進めていかなければならない。ボクが上司だから言うこと聞けなんてスタンスというのは、日本以上に年功序列の国でもありなかなか難しいし、自分の趣味とも違う。

その一方ボクはというと、医薬品に関しては、薬局、研究開発、開発評価、海外業務提携のような仕事しかやっておらず、拠点立ち上げの経験もなければ総務人事の経験もなし、工場運営の経験なんてない。だから自分の言うことが必ずしも正しいわけではないけれど、経験とか慣れ、といったものではなく、エビデンスベースで、合理的な判断で進めたいと思う。それで違うなら、とりあえずは仕方ない。

これから、亜米欧の医薬品製造拠点を構築するにあたって、もちろん超えるべきハードルは山ほどあるけれど、一つ一つ超えていって、いい会社になったらなぁ、と思う。まずは5年、腰を据えて頑張ろう。

その次の5年のシンガポールに向けて。

2012年11月21日水曜日

ベトナムドラッグ事情。

これ、なんだと思いますか?日系の工業団地に落ちてたブツなんですが、注射器と針、ですよね。目を凝らしてみたところ、うちのロゴもTERUM○さんのロゴも入っていなかったのでおそらくローカル製なんだと思いますが、マズイですよねぇ、こういうの。そもそも工業団地の中で行う、ということは見つけれくれっていうメッセージなのか、と疑ってしまいます。アヘンやヘロインの使い方にはいろいろあるようですが、仮に静脈内投与を行っているようであればヤバイですね。だってこれ以上の快楽は得られないんですもの。

というのも、うちの工場建築予定地は海に近いこともあってこういうブツが流れてくるみたいです。あるいは輸出されている?島耕作でも、チューファーのNo.2がベトナムとラオスの国境近くでアヘンを栽培し、冷蔵庫に入れて輸出するという話がありましたが、これもベトナムの現実なんですね。

会社としてはあんまり変な人に入ってもらっても困るので健康診断でも、オピオイド反応を確認しています。今のところ陰性の人ばかりですが、陽性が出ようものならまた対処法に困る話です。

ディスコではマリファナを吸っている人もいるようですし、見えないところでこんな世界も広がっているのですねぇ。

くれぐれも注意したいものです。

2012年11月17日土曜日

今週は経理マン>< ←働きマンをイメージ。

今週はもっぱら経理の仕事が増えた筆者です。とはいっても操業してませんので、一方的なキャッシュアウトで出血している毎日です。

現在実務スタッフが3名いるのですが、ようやく経理スタッフが入社したのでいろいろと調べものをさせたりしてます。会社経理を行うときに最も大事なのが会計ソフトの選定、です。日本にも会計基準があるように、ベトナムにも会計基準があるので、それに適合しなければなりません。

ベトナム会計基準:Vietnam Accounting System、通称VAS(ヴァス)です。

今のベトナム会計基準は2001年以降に順次発効していますが、基本的にはIFRSをベースとしているらしく、特段変だな、とは今のところ感じていません。日本でも割と新しい、税効果会計や減損会計も認められます。事業年度も通常は1月-12月とグローバルでは一般的なんではないかと思います。日本の会計基準と比べて違う(自分の知識レベルで)と思われることも何点かあります。

減価償却費は、原則定額法(Straight line method)ですが、その償却年数を実態に基づいてある程度の幅で決めることができます。建物なら25-50年、医薬品の製造設備は6-10年などです。事業計画策定のときなんかに恣意性が入るのではと感じます。
次は人件費の勘定科目です。もともと原価の考え方に乏しいといわれるベトナム企業ですが、勘定科目には、直接労務費、管理人件費、営業人件費、と分かれています。日本では分かれていないですよね、多分。

話がそれましたが、目下の悩み事は会計ソフト。いろんな会社さんにも確認したところ、現地ソフトは主に4種類に限られるみたいです。日本語対応のマンキチ、英越語のBRAVO、FAST、EFFECTです。それぞれのソフトがERP機能と連携することができて、勤怠管理や人事台帳とリンクすることもできます。気になるお値段はマンキチで約20,000USD、ローカルソフトは約4000USD程度です。ローカルソフトもアドオン開発のために日本人対応の代理店を通すと10,000USDに跳ね上がるので注意です。毎年のメンテフィーは、販売価格をもとにしますので、それだけで倍になりますね、ハイ。

ちなみに、ベトナムローカルの会計ソフト開発が始まったのは1995年前後です。会計ソフトの草分けはFAST社、でそこからBRAVO社が独立、EFFECT社は第3勢力として参入という訳です。シェアとしても草分け企業が最も大きいのですが、それでも日系企業との取引は300社、売上高は約2億5千万円です。SAPに最適なようにエクスポートできたり、税務署のHPとコラボして、e-TAXができるのも魅力の一つのようです。

ささ、会計ソフトを導入して、年末に向けて経理「も」頑張りますか。

2012年11月16日金曜日

ベトナムのゴルフ事情

とは言ってもベトナムでゴルフを語るほど熱心な訳ではありませんが、先日言ったコース(ハノイゴルフクラブ)が面白かったのでご紹介。

多分ゴルフをしたことがある人なら誰で感じる違和感。なんと、グリーンの中にバンカーがあるんですね。

ホールとボールの間にバンカーがあれば、3パット間違いなし。もちろんアプローチ禁止。。。このコースの運営は日系企業がやっているので適度に木があったり、起伏があったりしますが、家から近い韓国系のコースは基本的に起伏が少なく、川・池が多いというそれほど面白くないコースの方が多い気がします。

日本のゴルフコースは山を切り開いて(自然破壊して)いるため、必然的にアップダウンがあったり、谷があったりとバラエティに富んでますが、ベトナムはもともと三角州ですので盛り土しないと起伏ができないから大変ですよね。

気になるお値段は、だいたい18ホールで100USDとなかなか強気のプライシング。タイとかに比べたら圧倒的に高いです。それもこれも外国人向けの値段付け、なんでしょうね、きっと。数もあまりないため、需要が多いことも理由と思います。

個人的にはベトナム在住中に100が切れればと思いますが、仕事を休む暇がなくて難しいでしょうね、きっと。ちなみに現在120くらいです。1ホール1打節約でらくらくの目標?ですかね。

2012年11月9日金曜日

ベトナムの結婚式、というか披露宴。

 ベトナム人の知り合いが結婚する、ということで参加してきました。ひとくくりに結婚式・披露宴、といっても、日本でも、和、洋、身内だけ、友達含めて、などいろいろありますが、ベトナムでもいろいろある、ということですので、今回のは一例と考えてよいでしょう。

今回驚いたのは、披露宴の規模。200人は超えているのではないかと思います。
いくらベトナムといえど、これは結構KANEかかってるはず。

【日本と違うところ】
・日本では新郎新婦入場まであまり表に出ないと思いますが、会場に入る前にまず新郎新婦が出迎えてくれます。
・ご祝儀などは一切必要なく、自由に出入りできる。(知らない人が来ても多分ばれない)
・ノーネクタイOK(短パンじゃなければOKらしいです)。
・はじめに新郎新婦の家族が壇上に集合して、お父さんのあいさつから始まる
・段取りが悪く、ドタバタする。

【日本と同じところ】
・新郎新婦はタキシード/ウェディングドレスを着る
・円卓に座って料理を食べる
・新郎新婦の友人らによる余興(圧倒的に歌が多い)。飛び入り参加が少ない場合は、司会の女性みずから歌う→ダンスとして加われと言われ、壇上に参上させられる。
・引き出物をもらう

出席者の女性がアオザイを着ることはなく、洋装のドレスを召すのが普通だということでした。
いずれ、うちの社員の結婚式に呼ばれるんだろうなぁ~。





2012年11月5日月曜日

台風到来。


アメリカではハリケーンの被害が報告されていますが、先週末、ベトナムにも大型の台風23号が上陸しました。私が住んでいるベトナム北部ハイフォン市はそれほど台風が上陸する地域ではなく、どちらかといえば中部ダナンあたりが多いようです。今回も天気予報では中部の予定だったのですが、方向が変わって風速35m/s級の大型台風が北部に上陸してしまいました。

日曜日の夕方~夜にかけての本格上陸だったため私自身はあまり影響はありませんでしたが、町への被害は相当なものがありました。市民に最も大きく影響を与えたのは街路樹の転倒ではないでしょうか。ベトナムでは景観のため、ハノイでもハイフォンでも歩道にたくさんの街路樹が植えられています。そしてその木の枝の間を縫うように何本もの電線が通っている、という現実があります。

ベトナムの多くの歩道はブロックでできており、植樹用に正方形に区切られた土の部分があります。しかし、その植木部分には気が根を張る十分なスペースがなく樹木の大きさの割に根が小さくなってしまいます。そのため、風など外部圧力に弱く、すぐに倒れてします。今回の台風では、平均して3割~半分くらいの街路樹が倒れたのではないかと思います。なのでベトナムでは風の強い日には木の周りをあるかないことが第一です。

今回、さらに悪いことには、前述の通りに電線も巻き込んで倒れるため、目の前の民家は停電してしまいます。しかも驚くべきことにその状況が1週間では完全に元通りにならないんですね。そういう点では、日本のインフラ・事後処理の迅速さというものは秀でていると思いました。

現在ベトナムでも原子力発電所の建設計画がなされておりますが、万が一軽微な事故でも生じた場合、復旧もできず、停電も続き、国民は不自由を余儀なくされるなんてことが想定されますね。

自分が働く工場では、ぜひそうならないよう指導していかないといけないですよね、きっと。

2012年10月26日金曜日

銀行とATM。

日本はもうかなり涼しくなっているようですが、ここベトナムは昼間は半袖でも問題ないくらい日差しが強いです。しかし一方、朝夕はかなり心地の良い風が吹くようになってまいりました。

駐在員生活にようやく慣れてきた筆者ですが、最近いいことがありました。そ・れ・は、

現地のATMカードとアメックスカード(年会費1500円)が到着したことです!通常駐在員というと、すでに拠点があって、行く前にある程度の準備なんかしてくれて、というのが普通なのではないかと思いますが、会社を興しに行く場合はそんなことやってくれる人はいません。頼るのは自分の知恵と要領。基本パスポートだけで作れるので手続きは楽ですが。

今回わたしが作ったのはベトコムバンクという一応ベトナムで最もATMがある、という銀行にしました。ベトナム人に聞いても割とポピュラーなのではないかと思います。ベトナムには実は驚くほどの銀行があって、大きいところだとベトコムバンク、ベッティンバンク、ベトナム投資開発銀行、アグリバンクなど様々でぱっと聞くだけで50行くらいあります。その背景として、各省が独自にカネ管理のために銀行を持っていたというのも理由の一つです。アグリバンクは農業、テコムバンクは工業、ベトコムバンクは貿易、などといった具合ですね。

一般的に銀行を選ぶ場合に、(業務で使う場合)参考になるのが日本のメインバンクとの連携と思います。都市銀行の中では、みずほ銀行はベトコムバンクに15%出資してますし、SMBCだとエグジムバンクに同じく15%出資しています。MUFGは出資しているわけではありませんが、取引の歴史からベトコムバンクをおすすめしているみたいですね。ただ、本社の意向に従ったばかりに従業員が不便をこうむる、というのはいただけませんので、現状を見て選ぶのがいいと思います。

基本的に預金引き出しの際は窓口にはいかず、ATMを使うのが一般的です。しかし各銀行が準備できるATMの数なんて限りがあるので、ベトナムではATMの系列が3種類あってそのグループ内なら手数料がタダ!というサービスをやってます。どのグループに属すかよって、手数料が取られる頻度も減るわけですね。ま、手数料と言っても、1回10円くらいです。

しかしボクとしてはアホたれATM、というかベトナムのシステムインフラに不満があって、違う銀行ATMでお金をおろそうと思ったら、「残金がありません」だとか「暗証番号が間違っています」とか、「お前がまちがっとるんやボケー!」と蹴りたくなるようなお言葉をくださいます。急いでたりする時になるのよね、まったく。

さて、こちらでは現地通貨で給料をもらうと、現地通貨であるドンがどんどんたまっていくわけですが(失礼w)、ドンをためると、非常に利率が高いというメリットがあります。日本の金利は、スズメの涙ほどもないですが、ベトナムでは、USDが年利2%、ベトナムドンに至っては年利12%(昨年は20%弱!)と非常に早くキャッシュを増やすことができます。だったら医薬品工場なんで作らずに預金した方がもうかるんじゃないか!

ただそこにはきちんと落とし穴もあります。対USDでどんどん切り下がっているからです。要するに、年利の分だけ物価も上がって為替レートが悪くなる、というカラクリです。しかも、ベトナムでは外貨規制なるものがあり、容易に外貨を買うことができません。国内企業が外貨決済をするのに、USDを調達できなくて手づまるなんてこともフツーにありえます。国内No1.バイクメーカーのH○NDAさんとか大変だという話を聞きます。ドンを持てど外貨にできなかったら、、、もうずっとベトナムに住むしかないですね。

そうならないように、こつこつとドルを預金しようかと思っております。

2012年10月19日金曜日

労働許可証(work permit)

どうも、ベトナムで初めての誕生日を迎えました。30歳になり(え、見えない?)これから頑張らんとな~、と思っております。

さて、ベトナムで長期間働くのに必要なのが、労働許可証(work permit)と居住者カード(temporary residence card)です。この労働許可証を取得するのに、ひと悶着ありました、やれやれ。

定型通りですと、労働許可証を取得するのには以下のものが必要です。

-申請書(2万ドン)にベトナム語で記入。
-大学の卒業証明書(日本領事館認証→ベトナム外務省認証→翻訳公証)
-健康診断書(日本で受けたものは翻訳公証)
-犯罪証明書(日本領事館認証→ベトナム外務省認証→翻訳公証)
-辞令(翻訳公証)
-証明写真 3枚(3×4cm)
-手数料40万ドン

で、満を持してスタッフに申し込ませ、1週間でできます。
ということだったのできっかり1週間後に取りに行かせたところ、

「出来てるけど渡せません^^、日本人が直接来て、説明してください。。。」

というのが、労働課マネージャのおっさんの弁。
スタッフからは、多少の袖の下が必要かも、などと言われたもののUrgentではないので、ぶち切れながらも直接交渉第1ラウンドに臨みました。

先方としては、日本人のにーちゃんがいろいろやってて、わかんないことは教えてあげるからお金頂戴ね、ってことだと思うんですけど、「僕は日本では管理職で、部下のマネジメントももちろんできて、ベトナムの労働法もわかるぞ」ってハッタリをかましたら、特に問題なく受取の部屋へ案内してくれました。

今回は結果オーライではありますが、また次はvisaとか、residence cardという関門が待ち構えております。

ベトナム人とは、仲良く楽しくやりたいんですけどね、ほんと、こういうところに頭を使いたくないものです。

ちなみに後ろの写真は、午前10時くらいの市役所の状況です。休憩、お茶中だ、ということですので10分くらい喋ってました。そんな暇あったらうちの書類早く作ってよね!とか思ったり思わなかったり。ま、これもベトナム。

2012年10月13日土曜日

ベトナムのMBAクラス。

前回、職業訓練学校や海事大学を見学しましたが、今日はベトナム人の友人が通っているMBAのクラスを見学させてもらいました。本日の科目はプロジェクトマネジメント。

私の住んでいるハイフォン地区はハノイから車で3時間と比較的離れており、MBAを取るためにわざわざハノイへ通う人もベトナム人の間ではそれほど多くないようです。

講義は、ホーチミンにいるオーストラリア人講師が請け負っていましたが、英語をベトナム語に通訳しながら進めるので非常にゆったりとした進捗でした。一般的に、ベトナムの学校というのは座学が中心であり、学生も日本と同じく質問をしないのが普通です。

しかし、MBAともなると、授業の進め方もインタラクティブであり、発表形式で進んでいきました。というのも、このスクールの学生は会社の経営者であったり、共産党関係者だったりと、自動車で学校へ通えるくらいかなりハイソな人々なので、それぞれの経験・知識に基づいてよくしゃべります。

ただ、発表については事前にケースを読んで考えてくるわけではなく、授業中にグループで即席で考えるというスタイルでした。そのアウトプットを参考にしながら、先生が最終的にレクチャーする、という流れです。

ハイフォンの中では英語で進める授業がある、と聞いたので今回見てみたのですが、生徒は英語ができない人も多く、議論もベトナム語なので、外国人が入るのはちょっと難しいかなぁと感じました。ま、こういうところで地元の人たちと仲良くなれるのはうれしいんですけどね。

従業員の幹部教育にはいいかもしれませんね。

2012年10月8日月曜日

チュントゥー in Vietnam

ベトナムでも中国の文化を受け着いており、9月末は中秋「チュントゥー」という催し物があります。この季節に道を歩いていると、子供たちが太鼓を叩いて、龍の踊りを練習しています。これが本番の日になると、街を練り歩いてお店に入ったりしてチップをせがむ、ということにつながるわけです。他人の店や家に入って何かをねだる、というのはハロウィンとも通じるところがあるかと思います。要注意点としては、チップはあげるなら全員にあげる、あげないなら誰にもあげないことが肝要です。
不平等を嫌う国民性というところに、きっちりを共産主義が植えつけられています。

所変わってビジネスの場に於いては、いろんな取引先の人が月餅をお土産として持ってきます。シェラトンあり、近所のあり(写真は月餅屋さん)、ということですが、これが意外と高い代物なんですね。私は通常昼ご飯を大衆食堂で食べますが、その金額は180円です。ところが道ばたで売っている月餅は安くても200円程度します。それを5個箱に入れたりして贈るわけですから、現地の人からすると非常に高価なもの、という感覚です。ま、日本で考えるとランチ600円で、10,000円分のビール詰め合わせを贈るような感覚ですかね、多分。

スタッフは、自分の親に月餅を持っていく際、わざと安い値段をいうと言っていましたが、家が貧乏なので親にこんな高い値段を言えないということでした。

住んでみると、こんな季節折々の風情があっていいですねぇ。

2012年9月28日金曜日

新卒就職率は5%!?


今週は意外とハードでいろんなところへ行きました。その中でも最も重要で、今後も重要なこととして、人材採用の話があります。私のいるハイフォンでも、出来るだけ地元の人間を採用するべく、地元の有名大学、ハイフォン海事大学とハイフォン職業訓練大学に行ってみました。

ハイフォン海事大学は、日本で言うところの商船高等専門学校みたいな大学で、船にまつわることを学ぶ学生が大半にのぼります。その中には船乗りになる人、海軍に行く人、エンジンのメンテナンスをする人などなど、いろいろです。そしてそういう学部はほぼ男子です。ただ、学部はそれだけではなくて、経営学部や商学部などもあり、そういうところは共学的な感じがあり、いわゆるキャンパスライフ☆って感じかと思います。こちらからのrequirementとして英語人材はどれくらいいるか、という質問をしたところ、卒業要件としてTOEIC450を義務づけていますとのこと。部長さんも、十分な水準とは言えないが、最低限として行っていると言っていましたが、日本ではどうでしょう?卒業できない人、出てきちゃうんじゃないですかね、もしかしたら。。。

そして晴れて卒業する人にとっても、ベトナム企業は新卒よりも即戦力の中途採用を重宝する、とのことなので、新卒就職率は5%だとか(噂ですが)。これに比べると、超就職氷河期でも日本の方がいいんじゃないか、なんて思います。実際、5人程度の募集したらに軽く200人は応募してきますが、まさに玉石混淆。

そんな中、就職を勝ちとった人も、初任給はだいたい250USD。毎年5%仮に給料が上がったとしても、1000USDを稼げるようになるには、230年かかります。ということで、転職率が非常に高いですね。前にも書きましたが、30歳の人を採用しようとしたら、24社で働いている経験を持っています。Rolling stoneなんどやらですが、そういう点では日本とは違う(日本が特殊?)事情があります。

まま、人材採用・教育は大変そうな分野ですので、きっちりと進めていきたいと思います。

2012年9月21日金曜日

ナンバープレート。

やや日常、というよりはぷちトリビア(←死語?)な内容デス。

ベトナムでももちろん自動車にはナンバープレートがあって、ナンバーで見分ける必要がありますが、日本と比べても車種が少ないのでどのナンバーだったかを覚えることはレンタカーに乗ったときなど非常に大事です。また、タクシーに乗るときなどは、できるだけ地元のナンバーに乗った方が道を知ってるという理由でおすすめです。

ただ、ベトナムのナンバープレートは数字とアルファベットの組み合わせのため、日本みたいにぱっと見、何県、というのは外国人にはわかりません。で、ベトナム人スタッフに聞いてみると、最初の2桁で都市を表す、出そうです。写真は「16」のため、ハイフォン。これが29だとハノイナンバーって訳です。その横のアルファベットは、新しさを表す、つまりZに近い方が新しいってことですね。その他、違う点といいますと、何と言っても車体にナンバーが書かれているってことです。(大きい車限定)おそらく警察が見つけて罰金をとりやすいからなんだろうと、勝手に思ってます。こんな感じで横に書いてます(ペンキで書いてもOK)。

 

あとは、一般車、官公庁所有、軍隊所有、でナンバーの色が違うというのがあります。上の二つは一般車なので白ですが、こちらは青と赤。こんな感じで見た目で違うので、よくよく見るとこの手の車は運転が横暴だったりします。どけどけって感じで。だた、だからといって、官公庁の車、ベンツなどの高級車であってもこちらのドライバーは全く譲らないところが面白いところ。車に乗るもの同士、対等って感覚なんでしょうね。日本だったら、ゆずっちゃいますよね、絡まれたら怖いし。と、今週はこの辺で。

2012年9月14日金曜日

ベトナム語と日本語。

例に漏れずギリギリの更新、すみません。

さて皆さん、ベトナムで使う言葉って何語でしょう?どこの国でもどの言語が通じるのかというのは誰でも興味があることと思います。

正解は、ベトナム語、です、当たり前ですね、ハイ。あとよく聞かれるのが中国の隣だから中国語は使えるのか、あるいはフランス領だった歴史があるのでフランス語が使えるのか、英語はどのくらい通じるのか、などなど。

はっきり言って、中国語→通じません、フランス語→通じません、英語→普通通じません。ということで旅行者にとってはわりとコミュニケーションに苦労する国なのではないかと感じております。驚くのが、タクシーに乗ってもほとんど英語が通じない。エアポートタクシーでも普通は通じません。何度も乗ってますが、英語がかろうじてしゃべれる人が1人いただけですね、経験上。役所なんかに行く場合も普通は英語が喋れる人はいませんし、だいたい通訳をかまさないとコミュニケーションに支障がでます。

こういうと、ベトナムってまだまだ遅れてるなぁとか思う人がいるかもしれませんが、私の実感としては、日本とよく似てるんじゃないか、ってことです。日本でも、タクシーの運ちゃんは英語喋れないし、役所に言ってもたいがい喋れない。面談などは通訳をかまさないといけないし。ということなんで、とやかく言う前に自分たちの英語を磨きましょう、と思います。

もう一つ日本語と共通、というか漢字をルーツに持つ言語の共通点があります。それは、漢字をアルファベット発音した言葉です。

現地で女の子と喋ると、「ket hon, chua(ケッホーン、チュア)?」とだいたいの男性が聞かれると思いますが、それは「結婚、まだ?」という質問です。チュア(まだ)と答えると、モテるとかなんとか。ほかには「CHU Y!(チュー イ!)」なんてのもあります。ハイ、注意!ですね。病院はベンビェン、公安は、コンアンなどなど、ほんとにたくさんあります。こんなのを知ると、ちょっとだけ勉強してもいいかも、なんて思いますが、ベトナム語の難関は何と言っても発音。中国語の四声ではたらず六声もあります。この辺は長くなるのでまた次回。

2012年9月7日金曜日

ようやっとビザの取得。


今回は少し番外編で少し実用的なものを。
ベトナムに拠点を移しておきながら、まだビザを取得していなかったので、早速取得しました。ベトナムに行ってから取得できるものとばかり考えていましたが、いろんな人に確認しても、色よい返事は帰ってきませんでした。初回をベトナム国内ってのは無理みたいです。

ということなので、前回滞在はギリギリの14日にとどめて、早速取得しました。
大阪ベースなので、在大阪ベトナム国領事館に行って参りました。
平日は9-12時、14-17時のようですが、月曜日は例外運用が始まって朝10時半から12時までに変わっています。土日を挟んで働くには、少し移行期間が必要なのですね、きっとwww

今回は朝一番に行って、850分に着いたのですが、待てど待てど扉が開かない。しかも蚊が多い笑。95分を過ぎても開館しないので、しびれを切らして本館へ行くと、今からあけるから待て!とのこと。VISA?と聞くのでVISAというと、来い来い、と。
申請そのものは非常に簡単で、申請書に記入して4×3cmの証明写真を貼るだけ。それで待つこと40分。10時前にはVISAを取得することが出来ました。

ちなみに取得したのは3ヵ月のマルチプルですが、労働先情報を示す情報など全く提出することもなし。日本を信用しきっているのか、どの国もそんなものなのかは分かりませんが。気になるお値段は15,000円也。

ビザを取得するのって簡単なんですね。次はインドビザの取得だっ。

2012年9月1日土曜日

はや1ヶ月。

金曜日ではないですが、とりあえず更新。
8月1日の赴任からはや1ヶ月経ちますが、正直、まだ1ヶ月しか経ってないのか、という感じがしております。現地における立ち上げ業務をすべて取り仕切るというのは、必要な知識、気配りがかなり多岐にわたり、かなり疲弊しました。ただ、こんなものはまだ序の口で今後ビッグウェーブが待ち構えているのではないかと戦々恐々としています。

ただ、1ヶ月現地で暮らしてみると、同年代の友達(国籍問わず)できますし、日本人の現法社長さんなんかともかなり面識ができました。あまり日本人社会にべったりというのもよくなく、ローカライズすることを念頭に考えていますが、それはそれで大切です。

さて、明日9月2日はベトナムの独立記念日ということでお休みです。ベトナムの祝日は、旧正月を除くと10日もないのでかなり貴重なお休みです。とくに今回は土曜日が絡んでいるので、観光地はベトナム人でごった返すことになるのではないかと思います。タクシーによっては、国旗をつけてみたり、ハノイの街は、祝賀ムード一色になってたりします。

とうぜん、現地の祝日がないということは、現地法人の日本人も休みがないことになるので、この機会にタイ、マレーシアなど近隣諸国に家族、友達、愛人?と出かける人も多いみたいですね。


2012年8月31日金曜日

ベトナム人の金銭感覚と謎

前々回に書こうとして飛ばしてしまったので、今回アップします。ベトナムは、GDPが1000ドル程度であり、東南アジアの中では最貧国の「はず」であります。

日本のGDPが4万ドル程度なので、単純比較で物価が1/40なわけですが、みるとレクサス、ポルシェはじめ高級車の多いこと多いこと。でこぼこみちを40km/hでポルシェのクーペが走ったりしてますが、ポルシェの人が見たらなくと思いますね。ほんとに宝の持ち腐れ。特に税関や警察の方々などはいい車に乗っておりますが、それはGDPなどに出てこないお金な訳ですよね(前項参照www)。

さて、スタッフなどの一般庶民と一緒にご飯を食べる場合は、だいたい2万ドン(80円)が相場です。ただ、最低賃金が200万ドン(8000円)というのを考えると、結構高いんじゃないと思ってます。タバコも1箱2万ドン(80円)で、ともに最低賃金の1%を閉めるほど高額だ、と思っています。

日本と比較すると、10万円の給料に対して、1食1000円、1箱1000円という比較対象になり、相対的に高い金額を支払ってると思います。タクシーにしても同じで、初乗り1万ドン(40円)ですが、3kmくらい乗るとすぐ3万ドン(120円)になっちゃいます。

相対的に高額な物価でもやりくりできる理由の一つとして、日本では禁じられている副業制度があります。昼も夜(7時~12時)も働くというやつです。そうすると、それぞれの給料は安くても合算するとそこそこの稼ぎになる、という訳です。

という理屈はわかるにしても、大学生がHONDAのバイク(20万円)に乗る、とかやはり全く意味が分からない部分もあります。ある程度ベトナムで生活してみましたが、まだまだお金に関する謎は多いです。これからしばらくかけて紐解いていければと思います。

2012年8月25日土曜日

Medipharmという展示会に行ってきました。

たまにはお仕事の話も。VIETNAM MEDI-PHARM EXPO 2012 IN HOCHIMINH CITY というイベントに足を伸ばしてきました。情報収集のため、ちょくちょくこのようなイベントには顔を出しています。日本だと、毎年6月末に開催されるInterphex JapanやCPhIというのが医薬品の展示会としては大きいものなのですが、こちらはInternational Expoと銘打ってはいるものの、規模が5000m2程度だったりと狭い感じは否めません。しかもこのイベントは薬だけではなく、医療に関するサービス全般やサプリ市場を含んでのものなのでまだまだ規模としては小さいですね。

というのも、ベトナムの医薬品市場はだいたい1000億円程度で、その7割程度がジェネリック医薬品。ベトナムは人口が日本の7割程度なので、単純に医薬品市場で比較すると、日本9兆円に対して1000億円なので1%強という話です。そのベトナム市場でNo.1なのはHau Giang製薬という会社で、ホーチミン西部のカントーという街にあります。この企業の売上高は100億円程度ですがサプリメントも含むので売上規模は数十億円ということになります。ベトナムの医薬品企業は、もともと各省の政府機関として経営されていたため、売上高10億円~40億円程度の小粒の企業が非常に多いのがポイントです。


ベトナムにおいては、製造規範はWHO-GMPが主流なのですが、これも国連関係のUNIDOが旗振り役で導入したと言う話が去年のIGPAで述べられていました。ただ実のところはその承認レベルもグレーで、WHOレベルにも達していないとの推測がその担当者がしていました。よくも悪くもトップダウンでものごとが進む、社会主義国のように感じました。ただし、製造設備自体にはこだわった企業も多くて、ドイツ製の機械だ、とかイタリア製のWFI装置だ、とかいろいろと言っています。中国製もかなりあるのですが、あまり好まれないようですね。

さて、Internationalなので、日系企業もいるかというと、日医工さんとタイの販売などで組んでいるDKSHさん。こちらはオムロンさんの血糖測定装置の販売でアライアンスを組んでいるようです。余談ですが、タイの製薬企業は先日富士製薬さんが買収発表しましたので、わりと目が離せないかなぁと思っています。

あとは日本のサプリメント企業さんがわりと奇抜な格好のキャンギャルを使って営業をされていましたのでおまけとして載せておきます。




2012年8月18日土曜日

人材採用のお話。

なんとか金曜日滑り込みセーフ、ということで、今回はベトナムでの人材採用の話を書こうかと思います。

ベトナムでの言語はベトナム語ですし、業務の推進にはローカルスタッフの採用が必須、というのはどこの企業でも共通の思いのようです。まぁ実際、就労許可証ひとつ取るにしても、外務省に行ったり、公証役場に行ったりと、日本人だけでやるにはかなりハードルが高いです。ということで、比較的若めのローカルスタッフを採用することになるのですが、採用のやり方のそれぞれですし、応募者の方法、質もまたそれぞれなんです。

スタートアップ企業にとって無難な採用方法としては、人材紹介会社。マンパワーやリクルートなど名の知れた会社が現地法人を持っています。そういう会社はこちらのニーズにあった人材を予め選抜して紹介してくれるので、時間の節約とニーズのミスマッチ防止に役立ちます。その他は新聞広告などもありますが、新聞広告だと、1人の募集であってもざっと300人くらいの玉石混合の履歴書が集まるのでなかなか大変です。

そもそも応募してきた人の履歴書を見てみても日本人とは全然違って、要するにデキもしないことを誇張して書いちゃう、んですよね。たとえばある程度以上の英語レベルを求めていて、英語レベルにadvanceという上から2つめのレベルにチェックしているにも関わらず、面接中の回答が芳しくないと思ったら、「実は英語が苦手なんです、テヘペロ。ばれました?」みたいな人がいます。履歴書の様式に枚数制限をしてなかったら、30歳くらいの人でも4枚くらいこれまでの経験と出来ることをつらつらと書いてきます。そういう中でイイ人材を見つけるのは大変!

もう一つの応募方法として、その会社の担当者に直接コンタクトするという裏技があります。私も既に3人からそういうメールを受け取っていて、たとえばこないだの起工式の会場のITスタッフから、うちのIT部門で働きたい、とか、近いうちに○○ポジションを募集するという話を聞いたので、直接連絡しました、とか、人脈とコネが物を言う社会を体現したかのような出来事も起きています。

人脈とコネという話で言うと、もう少し規模が大きくなったときの注意点があるそうです。というのも、人事部長が日本人の知らないところで応募者から紹介料を徴収してポケットマネーにすることが往々にしてあるといいます。確かにいくらよこせば日本人に紹介するから、などというのは、応募者にとっては魅力的なんでしょうが、企業としてのイメージを落とすことになるので、そういうunder the table feeというのは、基本的には「渡さない、もらわない」というのを徹底する必要があります。ひどいのになると警備員口利き料を取ったりするケースもあるとか。

とまぁ、いろいろ書きましたが、まだまだ大学生の初任給がUSD200300という世界です。しかしGDPの伸び率も高く、現在のインフレ率は10%。なんだかんだでみんな高給取りになってハッピーになれるといいですねぇ。というところで、次は、ベトナム人の金銭感覚について書きましょうか。

2012年8月11日土曜日

なんと言っても起工式。

すみません、昨日は移動により早速定期アップ遅れました、ごめんなさい。

今週の一大イベントは、なんと言っても起工式(地鎮祭:Ground Breaking Ceremony)。日本であれば、六曜で大安を選んだりしますが、ベトナムは違います。会社社長の名前の画数をもとに、地元の僧侶が占いでGood dayとかBad dayという候補をいくつか選定しその中から決めるんです!本当は8月末にやりたかったけれど、それも旧暦のLunaにあたるので祝い事はダメとのこと。などなど手取り足取り教えてもらいまして、その結果、88日という末広がりな日程になったのはまずます。

そもそも起工式というのは、工事中に何かあった場合に対応してもらえるように、地元の官庁、消防、警察をもてなすというのが主な目的。今回のご来賓は、地元ハイフォン市(ホーチミン、ハノイに次ぐ、ベトナム第3の都市)の市長Dien氏(日本で言う県知事(都市の規模的には福岡)に相当)、中央政府からは商工省副大臣Hai氏その他、共産党の方などさまざまな方が来られました。スピーチの際、日本でも来賓に対して名指しでありがとうということはあるんでしょうが、ベトナムはそれがもっと顕著。偉い人はスピーチの際必ず名指しで呼ぶ風習がある。と、これがまた困ったもので、偉い人ってのは、当日になるまで本当に参加するかどうかが分からないんですよ、ホント。これが全く担当泣かせ。スピーチ原稿(ボク作成)に名前を入れないかんのに直前まで分からないなんて最悪ですよねぇ。結局、開始5分前に参加者が決まって大慌てで準備をしました。

さてさて、気になる天気は前日まで土砂降り、当日朝まで雨、ただし起工式が始まる30分前から雨もやみ、晴れ間がさすほど天候が回復。雨降って地固まるではないですが、なにやら天にも味方されているような気がしました。ただ、前日は雨だったので予定通り飛行機が飛ばず、昼に到着する予定だった司会者の到着が夜。進行の打ち合わせが前日23時からという何ともギリギリなスケジュール。それでも司会者が来られて本当に良かった。いろんなポイントで首の皮一枚つながった段取りです。前稿で話題になったDHLの荷物も開催前々日の夕方に到着し、こちらもつながりました。いやー、神経すり減らします。

起工式で驚いたことの一つが、式の途中で突風が吹いたことです。担当ゼネコンさんにも聞きましたが、起工式の途中に風が吹き始めることはよくあるそうです。私はあまり信じませんが、神風のようなものを坊さんが呼んでいるのでは、ということです。

もひとつ驚くのが、前日、爆弾などがないか、金属探知機で軍隊の人が検査をするのですが、なかなかものものしい反面、結構歩く速度が速い!それ大丈夫と思わず言いたくなりました。


皆さんが気になるベトナム女性の正装と言えばアオザイ。起工式においてもキャンギャルはアオザイです。お出迎えの傘差しから受付からシャベルの受け渡しまで、赤いアオザイを来てくれたレディが対応してくれます。式が始まればぺちゃくちゃ喋っていますが、感じはいいですね。

起工式も無事終わればその次はランチパーティ。パーティ担当はボクだったので結構気合いを入れて準備。基本的には寿司・天ぷらなど日本食を織り交ぜながらの食事。そして鏡割り。日本文化?を、堪能してもらいました。先週バタバタしてかき集めた、ハッピや枡もそろいましたが、前稿通りここでは日本人のネットワークが活きました。ここで意表を突かれたのが、パーティが全部終わる前に、ベトナムの人は帰っちゃうんです。偉い人を先頭に三々五々と。パーティ自体は1時間半くらいだったけど、1時間くらいでほとんど帰っちゃいました。〆のスピーチはボク担当だったわけですが、ほとんど日本人というなかでデキレース的に終わり。まぁ今後の練習としてはよいでしょう。

と、最後まで大きなトラブルがなく、無事終えることが出来て本当に良かった。この程度で、とは思うもののかなり神経使って疲れました。こういうのは両方のメンツがあるのでそれを保つことが何よりも大切。

P.S.終わってみると、なにやらベトナム人が枡を大量に抱えて持って帰る帰る。挙げ句の果てには借り物の鏡割り用ハンマーはもらえないか、などなど相談に来る始末。外国文化に対する興味が深いことも身をもって体験しましたね。1年後の開所式はもっと準備万端でやりたいですね~。

2012年8月4日土曜日

スタートダッシュと賄賂。

シンチャオ!(Xin chao!)ベトナムからこんばんわ。シンチャオは、丁寧な言い回しなのですが、いわゆるガイドブックに載っている言い回しなので、現地の人からすると、ベトナム初心者丸出しというわけですので注意しましょう。チャオだけで十分通じます。

さて、ベトナム生活も3日目に突中致しましたが、目下、来週水曜日に控えた起工式(Ground Breaking Ceremony:地鎮祭)の準備に西へ東へ奔走しております。

急遽決まった起工式後の昼食会での鏡開き。なかなかベトナムで探すのは大変です。が、そんなとき大切なのがコネ。ベトナムでは有名な雑誌スケッチの編集者に確認すると、住友系工業団地内のほたる食堂を紹介してもらいました。で、今日はその受取。

酒を購入するので、樽代はタダにしてもらいましたが、やっぱり酒は値段が高い。八海山の清酒なのに1升瓶が約1万円!純米酒じゃないんなら、一の蔵の純米にすればよかったと後悔。。。まぁこれはそろったのでよし。

次に向かったのがDHL。
起工式に必要な来賓へのプレゼントを日本から発送したのですが、書類が足りないから出せとのこと。準備に時間がかかるので(来週月曜日には必要!)直談判へ。そこで起きたことをまとめると、ベトナム語の嵐と賄賂請求。日本人と似たようなもんで、ほとんどの人は英語がしゃべれないベトナム。ややこしいことはベトナム人スタッフがいないと全くできません。

で、DHLで必要な資料をその場で書いて提出。郵送物の内容をベトナム語で記載せよ、ということなので、自社グループ工場製品であるパテックスの説明に「サロンパス」と書く始末。でもそれで通用するのもまたベトナム。商品名=そのジャンルの代名詞になります。

その後、税関職員からは、OSAKA~、とかなんとか呼ばれましたがそのときは意味不明。だけど、その後、DHLの職員がこそこそと来て、「税関職員にカネ渡さないと、届くのに4日がかかる」と。起工式に必要なものなのでそれは無理!というと「100USDよこせ」、と。今回は背に腹は代えられないので払いましたよ、100USD。領収書なんてもちろんでないので、これどうやって経費処理しようとか考えましたが、まぁとりあえずほっと一息。

その後はパーティ会場を確認して、DVDが投影されることを確認して、終わり。
と思ったら、起工式にベトナム投資省の副大臣がくるとかって連絡。。。式に中央政府の人がくるのはいいんだけど、日本で言うと経産省事務次官とかの感じだよ?ってなことで、また席次を考えなきゃとか思いましたが、今日は疲れたのでこの辺で終わります。

週休1日なので、明日も仕事を頑張ろうと思って眠りにつきます、ハイ。

2012年7月20日金曜日

オフィスの構築@ベトナム

なんとか軌道に乗ってきましたベトナムプロジェクト。現在オフィスの構築を始めています。いろいろと物色した結果、他の日系企業が入っているオフィスビルを選定。

オフィスの中は、コンクリートの打ちっ放しで、これを工事業者に内装工事、配線工事をしてもらいます。日本のオフィスビルは、2段底になっていて、床下に様々な配線を敷くことが出来ますが、ベトナムは違います。

なんと!配線に沿ってコンクリートを削るという作業をします。このあとどういう風にカーペットを敷くのか、非常に疑問ですが、まぁこの部屋のファーストカスタマーということなので、気にせず進めることにします。セカンドカスタマーだと嫌ですよね、この部屋。

まま、目に見える形で進むのは何よりありがたいと思ってます。






2012年5月31日木曜日

ベトナム本格化!

ドタバタしていてknoblogに手が回っていませんでしたが、そろそろベトナム案件も本格化しそうな勢いなのでぼちぼち書いていこうかと思います。

ここ3ヵ月くらいの動きとして最も大きいのは、投資許可証(写真)の申請~取得だったかな、と思います。日本の場合の法人登記と同じようなものなのですが、ベトナムの場合(外資だからかな)は、会社の設立のために、いくら資本金を入れて、総投資額がいくらである、みたいなのを記載する必要があります。そして、記載した金額のうち、いくらは借入でなどなど、手当方法を書いたと思ったら、そのお金を何にどれくらい使いますか、ということを記載する必要があります。

通常、ある程度は決まっているかも知れませんが、そこまで詳細に決まっていないことが多いかと思います。その際に注意する点としては2つ。

①総投資金額を記載するので、それ以上の金額を調達する際には改めて投資許可証を取得する必要がある。そうしないと、お金を調達することができない。

②出資金に記載した数字はマスト!という認識を持たれるため、不安が有る場合は少なめに記載すること。

以上ですが、1人責任有限会社の場合は、出資金は会社を清算するまで減資することができませんので、これも熟慮が必要なポイントになります。一方追加出資の場合はすんなり受け入れてくれるようですので心配の場合は少なめの記載がオススメです。

当社の場合はハイフォン市への投資だったので比較的スムーズに許可を得られましたが、最近はハノイ、ホーチミンの許認可は難しくなっているみたいですね。

2012年1月23日月曜日

経済産業省への訪問。

銀杏が美しい頃、経済産業省へ赴いてきました。

目的は、新規事業確定の表敬訪問。初めて訪問して思ったのは、男性職場である、ということ。13時からのアポイントだったので、昼休み終了間近に伺ってみると、デスクで寝ている人があり、その周りの机はA4用紙が山積している。いろんな書類を見る必要がありすぎて、散らかり気味なんだと思いましたね。

公務員というのは、結構ノー残業(代)という認識があるのですが、国の産業育成のために馬車馬的に働かれているかと思うと頭が上がりませんね。海外投資に関する補助金なんてのがあればと思いましたが、空洞化を促進するようなカネは叩いても出てきませんでした。代わりに、外国人の受入教育に関する補助金や専門技術員派遣に対する補助金をハッケンしました。これだけでも年間1千万円くらいにはなるので、馬鹿には出来ませんな。ありがたやありがたや。