2012年12月1日土曜日

ベトナム製スーツ。

会社、アオザイ、と続きましたので、自分用のスーツの話をば。ベトナムハノイにTailortさんという日本人オーナーのテーラーがあり、日本人の中で少し話題になっていたので、早速作りにいってみました。

もともとベトナムは縫製国家というだけありいたるところにテーラーがありはするのですが、なかなか細かいところまでお願いすることができず、頼んではみたものの。。。という結果が多いという話も聞くのでチャレンジはできませんでした。

ということで、早速結果報告です。結論的にいうと、値段相応かな、という感想です。ただ、このクオリティをベトナムで出すには苦労がかなりあるのでは、とは思いますが、ちょっと辛口コメントです。今回は生地は持ち込み。Reid & Tailorのウーステッドs’120のものです。

お願いした仕立てとしては、
・ブリティッシュベース
・チェンジポケットをジャケット、パンツともに
・チェンジポケットの位置を下げる。
・Dカン止め
・バーティカルポケット
・貝ボタン
くらいですかね。
お台場仕立て、本切羽、ポケットやラペルのピックステッチはデフォです。冬物生地を背抜きにしましたが、裏地を使ってきれいにパイピング仕立てにしてくれてなかなかいい出来上がりです。
細め、股上浅めのイマドキのラインです。仕立てたばかりのときはかなりタイトだったので、2cmほど出してもらいました。表には出ませんが、芯は接着芯を使用。さすがに毛芯ではないんですね。日本の安めの仕立ても接着芯なのでこれは特に気にしなくてもいいでしょう。
実際ベトナムではあまりスーツを着ることはないのですが、日本はもう冬、ということですので、来週からの帰国時に早速着てみたいと思います。

ちなみに仕立て代は基本料金で1万2千円。裏地やボタン、ポケットのデザインを変えて、トータル1万9千円くらいです。ご参考まで。

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