2013年1月27日日曜日

ベトナム版忘年会。

日本に帰ってばたばたしてたらはや2週間。更新なしで来てしまいました。日本にいると気づきませんが、日本を除くアジアでは太陽暦の新年にもA Happy New Year!と祝う一方、主として太陰暦のLunar New Yearの方に大々的に祝うことが多いようです。

ということで、通常は忘年会は太陽暦の1月下旬にやるんです。日系企業のベトナム人は、12月末にも飲んで、1月末にも飲むので2度おいしいような気もしますがね。今回は自分のとこの忘年会ではなく、市の投資委員会主催の忘年会に招待されたのでその様子をば。

ハイフォン市に進出している企業に対して招待状が届きまして、それを持っていくと飲み食い放題、という訳です。5時半に来い、という招待状だったので、5時半そこそこにバタバタしていってみるとまだ準備中。始まったのは6時過ぎから、というゆるーい忘年会。前でベトナム人があいさつをするも、英・日・中に翻訳されるもんで時間がかかるかかる。そんでもって全くみんな話を聞かない聞かない。

面白かったのは、自社の課長を採用する際に候補者として来ていたベトナム人が、各社の代表と一緒にこの場に来ていて、ネットワーキングをしていることでした。もちろん私はそのことを口外したりはしませんが、各社さんの中でも実権を握っている人たちなんだろうなぁと。

パーティーが始まってからは、ステージ上でカラオケを歌う人もいるし、出し物としてダンス(写真)、歌手を呼んで歌を歌ってくれたりしますが、なんせベトナム語なのでわかりません。

私は出張者が来ていたのでそそくさを1時間程度で帰りましたが、何時まで続いたんでしょうね、あれ。そんなに楽しいものでもないような気がしましたが。

2013年1月11日金曜日

共通言語について考える。

たまには定期ポストとして金曜日にアップデートします。皆さんご存知のとおり私はベトナムで会社勤めをしている訳ですが、これから日本人も増えてくると大変になるのがどの言語を共通言語として使うか、ということと思います。

私は英語でやる、のが最もいい、と感じてます。
特に最近そういう思いが強く、なぜなら海外でのやり取りはすべて英語だから、です。契約書の内容をいちいち和訳したりするとそれだけで世間のスピード感に取り残されてしまいます。またプレゼンなんかもそうで、ただでさえ時間のないエグゼクティブたちに翻訳を聞いている時間はきっとないでしょう。海外のスタートアップ企業では、毎日判断の連続で、スピーディにやるかを考えると、英語のまま、が望ましいと感じます。ましてグローバルカンパニー、グローバルファクトリーと目指すのに日本語で運用してたら、ですね。

さて、直近の日経新聞では、楽天の「英語化」について記載されていました。特に筋金入りの英語ぎらいだった常務が英語を勉強してTOEIC800まで持っていく話など、率先垂範のいい例であり、私なりの理想像が書いてあるなあと感じました。学歴が高い人でも年をとっている人でもなく、結果を出している人に言われると、効果覿面ですよね。こんなことを思って数日で、今日はソフトバンクがTOEIC900だったら100万円、とあったので、頑張ったら100万円もらえる、ような制度は素晴らしいの一言です。

ただ、足下を見てみると、そんなお金もなく、英語をほとんど使ったことがない日本人の赴任も控えている訳で、それをどうやりくりするか、というのがミッションなわけです。自分の英語もまだまだ改善の余地が残されまくってるのであわせて検討しよう、ということで、知り合いの妹が経営している英語塾を見学に行きました。

そこはもちろんベトナム人対象の英語塾なのですが、通常の生徒は1週間に3日間通うそうです。僕が見学したときに隣に座った男の子はまだ12歳でスクールに通って2ヶ月と言ってましたが、普通に会話を聞き取っているように感じました。日本の塾ってせいぜい週1日ですが、入れられるときに一気にインプットする、というやり方はヤングには向いていると思います。

かくいう私はまだまだセミヤングですが、来週から週1日、フィリピン人の先生にマンツーマンで教えを請おうと考えている次第です、ハイ。これからは、仕事ができるけど英語ができません、は通じない時代でしょうね。英語ができないだけで、まわりのスピードに取り残されるんですもの。

2013年1月6日日曜日

円安と三角合併を考える。

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。みなさんが幸せに過ごせる1年となるよう心より祈っております。

が、幸せの定義も人それぞれでありますし、今、自分が考える、「幸せ」、となる状況を得るためには、より一層の努力が必要と感じています。「幸せ」は決して空から降ってくるわけではないことを肝に銘じたいと思います。とともに、道端に落ちた「幸せ」も拾えるように寛容でもありたいと感じます。

さて、大発会しかり為替しかりと、政権交代してからというものの景気のいい話が続いております。海外投資を担当している自分だけの立場からすると、円ベースの投資金額の膨張、に対する懸念がありますが、将来的にドルベースでビジネスをやろうとすると、対円の為替はあまり関係なくなくかもしれません。まぁ、この円安トレンドもいつまで続くか、いつ揺り戻しがくるか、しばらく静観しなければならないと感じています。

さて、久しぶりの安倍政権ですが、安倍政権には2つの意味で思い入れがあります。

①山口県が地盤(山口四区)であり、母方は歴代首相の佐藤榮作と岸信介。実際に行ったことはありませんが、佐藤榮作のお墓は私の実家から徒歩圏内にあります。また、安倍さんの弟にあたる岸信夫さんは今回衆議院に鞍替えして山口2区から当選しましたが、その昔、私の祖母が亡くなった時にお葬式に足を運んでもらったなぁ、としみじみ回想に耽ったり。

②入社時(2007年4月)の総理大臣であったことです。当時の政策として、White Collar Exemptionや三角合併解禁という話題が新聞紙面を賑わせているときでした。私は、会社の入社式で新入社員代表としてメッセージを述べる機会をもらったので、これまでの形式だけであった新入社員からのメッセージのひな形を壊して、社会人の働き方の変革、米日の買収活性化、についてなど言いました。今思えば、ホワイトカラーイグゼンプションは跡形もなく消え、三角合併も当初想定された黒船襲来となるほど活発なM&Aは結果的に起きませんでした。

入社から丸5年が終了しようとしているところで再び安倍政権誕生となったわけで、今回の政権もいろいろとやろうとしたけどやっぱり駄目でした、なんてなって欲しくないですね。