今週は意外とハードでいろんなところへ行きました。その中でも最も重要で、今後も重要なこととして、人材採用の話があります。私のいるハイフォンでも、出来るだけ地元の人間を採用するべく、地元の有名大学、ハイフォン海事大学とハイフォン職業訓練大学に行ってみました。
ハイフォン海事大学は、日本で言うところの商船高等専門学校みたいな大学で、船にまつわることを学ぶ学生が大半にのぼります。その中には船乗りになる人、海軍に行く人、エンジンのメンテナンスをする人などなど、いろいろです。そしてそういう学部はほぼ男子です。ただ、学部はそれだけではなくて、経営学部や商学部などもあり、そういうところは共学的な感じがあり、いわゆるキャンパスライフ☆って感じかと思います。こちらからのrequirementとして英語人材はどれくらいいるか、という質問をしたところ、卒業要件としてTOEIC450を義務づけていますとのこと。部長さんも、十分な水準とは言えないが、最低限として行っていると言っていましたが、日本ではどうでしょう?卒業できない人、出てきちゃうんじゃないですかね、もしかしたら。。。
そして晴れて卒業する人にとっても、ベトナム企業は新卒よりも即戦力の中途採用を重宝する、とのことなので、新卒就職率は5%だとか(噂ですが)。これに比べると、超就職氷河期でも日本の方がいいんじゃないか、なんて思います。実際、5人程度の募集したらに軽く200人は応募してきますが、まさに玉石混淆。
そんな中、就職を勝ちとった人も、初任給はだいたい250USD。毎年5%仮に給料が上がったとしても、1000USDを稼げるようになるには、2、30年かかります。ということで、転職率が非常に高いですね。前にも書きましたが、30歳の人を採用しようとしたら、2~4社で働いている経験を持っています。Rolling stoneなんどやらですが、そういう点では日本とは違う(日本が特殊?)事情があります。
まま、人材採用・教育は大変そうな分野ですので、きっちりと進めていきたいと思います。