2012年11月24日土曜日

30歳と60歳で会社をつくる。

日経ビジネスオンラインの「60歳と30歳で会社をつくる」を遅ればせながら完読して、思ったこと多々。岩瀬大輔氏に自分を例えることはなかなか恥ずかしいことではあるけれども、確かに今自分が30歳で、ベトナムで雇った副社長が60歳であることと思うと、まさしくこのタイトルだなぁ、としみじみ。(写真は建設予定地:約400m×400m)

これまでは、日本人>ベトナム人、という構図で、ロジカルに考えていた(と思う)ものの、エモーショナルな部分や、人格否定の部分があったのではないかと一人反省。ベトナム法人はベトナム向けの医薬品製造販売を行わず、全量輸出を目論むものの、ベトナムに拠点を置く、ということもっと認識しなければならない。しかし、仮に欧米人が社長となったら自分は、欧米人>日本人、という構図に自然と持って行ってしまうのではないかと思うけれど、先入観を持たずにイコールでつないで喧々諤々しないとダメだ。

ベトナムで60歳、というと、言わずもがなベトナム戦争を経験している。僕はというと、戦争というものはメディアを通じてのみの経験。考え方に差があるのは無理はない。年の差、国の差、人種の差、などなど、違いをあげればきりがないけれど、それを「素直」(合理的)に受け止めて、モノゴトを前に前に進めていかなければならない。ボクが上司だから言うこと聞けなんてスタンスというのは、日本以上に年功序列の国でもありなかなか難しいし、自分の趣味とも違う。

その一方ボクはというと、医薬品に関しては、薬局、研究開発、開発評価、海外業務提携のような仕事しかやっておらず、拠点立ち上げの経験もなければ総務人事の経験もなし、工場運営の経験なんてない。だから自分の言うことが必ずしも正しいわけではないけれど、経験とか慣れ、といったものではなく、エビデンスベースで、合理的な判断で進めたいと思う。それで違うなら、とりあえずは仕方ない。

これから、亜米欧の医薬品製造拠点を構築するにあたって、もちろん超えるべきハードルは山ほどあるけれど、一つ一つ超えていって、いい会社になったらなぁ、と思う。まずは5年、腰を据えて頑張ろう。

その次の5年のシンガポールに向けて。

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