2012年10月8日月曜日

チュントゥー in Vietnam

ベトナムでも中国の文化を受け着いており、9月末は中秋「チュントゥー」という催し物があります。この季節に道を歩いていると、子供たちが太鼓を叩いて、龍の踊りを練習しています。これが本番の日になると、街を練り歩いてお店に入ったりしてチップをせがむ、ということにつながるわけです。他人の店や家に入って何かをねだる、というのはハロウィンとも通じるところがあるかと思います。要注意点としては、チップはあげるなら全員にあげる、あげないなら誰にもあげないことが肝要です。
不平等を嫌う国民性というところに、きっちりを共産主義が植えつけられています。

所変わってビジネスの場に於いては、いろんな取引先の人が月餅をお土産として持ってきます。シェラトンあり、近所のあり(写真は月餅屋さん)、ということですが、これが意外と高い代物なんですね。私は通常昼ご飯を大衆食堂で食べますが、その金額は180円です。ところが道ばたで売っている月餅は安くても200円程度します。それを5個箱に入れたりして贈るわけですから、現地の人からすると非常に高価なもの、という感覚です。ま、日本で考えるとランチ600円で、10,000円分のビール詰め合わせを贈るような感覚ですかね、多分。

スタッフは、自分の親に月餅を持っていく際、わざと安い値段をいうと言っていましたが、家が貧乏なので親にこんな高い値段を言えないということでした。

住んでみると、こんな季節折々の風情があっていいですねぇ。

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