
クリス・アンダーソン著。
最近話題のゼロビジネスとこれまでのビジネスの違いなど、
フリー(無料)ビジネスのカラクリについて言及された本。
これまでのフリーは、
①直接的内部相互補助
で、たとえばお試し版はフリーだけれども、
そのコストは製品に転嫁されている。
②三者間市場
これなんかはTVに典型的で、視聴者はフリーで
コンテンツを楽しめるけれど、その代わりCMを入れること
でTV局は制作費を稼いでいる。
③フリーミアム
この辺からがいわゆる21世紀のフリービジネス。
googleのpicasaなんかがそうだと思うんだけど、
基本的な使用料はフリーだけれども、容量が20GB
を超えるような場合は$4頂くなんてこと。
ベーシックな製品はゼロな一方、よりよりサービスには
課金するということ。
④非貨幣経済
この辺もネット時代特有の現象。
wikipediaや価格ドットコムのレビューみたいな、
なにもリターンは得られないけれど、それを行うことによって
マズローの欲求段階説みたく、善行に伴う自己満足が得られる。
ただし、それを行う個人の%は少ないけれど、ネット人口が
膨大だからこそ成り立つ現象だということ。
翻って自分のビジネスに当てはめようとすると、
ネットでもないし、法でがんじがらめだし、ということで
あんまり応用は利かないみたいですが、アイデアとしては
もってていいものなんでしょうね。
Free、万歳!
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