2013年3月15日金曜日

命とともに走る。

こんばんわ、先週は内部監査のためお休み致しました(爆)で、その時に撮影した写真をトップに持ってきてご紹介。ベトナムではバイクでモノを運ぶことが多く、ビールや壺、家畜など、バイクの後ろに乗せて走ることが多いです。

昔の日本ではよくある光景だった、(と聞いたことがあるだけですが)鶏の頭を跳ねて、首から下だけが走り回る、とか食と生が今よりもずっと身近だったように感じます。今では、肉、といえば、スーパーの精肉コーナーで綺麗に切り身になっていたり、魚といってもきれいに裁かれたりしています。それはもちろん便利になった証拠、ではあるのですが、生命のありがたみもなくなっているように感じます。むしろ、そういう生々しい部分は極力表に出さないようにしているような気がしてなりません。

ベトナムでは写真の通り、これから食材になるであろうさまざまな動物を目の前にします。調理された場合でも、鳥皮に毛が残っていたり、鳥が丸ごと揚げられた形で出てくる、など食から生命を感じることが多いです。どこかのお子さんが、こちらに住み始めたときに鳥の丸揚げを見て、鳥が食べられなくなったそうですが、日本というのはどうも臭いものにふたをする感覚でキレイにしすぎ、見せなさすぎのような気がしますね。それが先進国の証、でもあるのでしょうが、こちらに住むと、そういう光景を目の当たりにすることからサバイバル・ハングリーというような感覚が生まれるような気もします。そしれ私たちは彼らと戦わなくてはなりません。キレイな世界に住むこともいいけれど、そういう世界も受け入れられる度量を持ちたいと感じますね。

自分よりおむしろ、自分の子供たちの世代には、なおさらそうであってほしいと願います。

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