2013年3月1日金曜日

会計よもやま話。

つい最近、会計監査が終了致しました。日本では経理業務はもとよりカネ関連の業務はやったことがないので、日本の常識も分からずやってみましたが、なんとか終了することが出来ました。

ベトナムは他の外国と同じように、1月〜12月を決算期間とすることが多いです。なので私も日本とは変えて1月〜12月でしてみました。会社が設立したのが4月ですから、実質8ヶ月間の会計監査です。

経理担当者を11月に雇ったということもあり、なかなか自分で経理作業をチェックしていなかったからか、ソフトウェアの不備も含めてまーいろいろ問題がありましたね。今回の監査法人はいわゆるビッグ4という監査法人の一角をなすところですが、日本の感覚からすると杜撰、な会計監査ということです。

何が起こったか、というと、減価償却費の計上漏れがありました。。。普通は固定資産登録時からソフトウェアが自動計算してくれるもの、と思っていましたが、話を聞いてみると、毎月自分で減価償却をすべき資産をクリックする!?、ということです。もちろんそれは内部統制のIT統制に関連するのでやめたいんですが、スタッフにどうしてそういう仕様になっているんだ、と聞くと、減価償却したくない月があるからだ??、という何とも恣意的なことが出来るような設計になっているようです。前にも書きましたが、減価償却も耐用年数をある範囲の中から自分で選ぶことが出来ますので、これも恣意的ですよねぇ。

ちなみにその減価償却の計上漏れは、監査法人は気づきませんでした。おいおい大丈夫かよ。

いろいろと紹介したい事例はあるのですが、それはまた後日ということで。

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