2014年2月8日土曜日

働き方を考える。

ベトナムの旧正月(日本の正月休み)ということでヨーロッパを周遊している訳ですが、改めて思うことは、明かりが暗い、ということですね。(夜に営業しているお店が少ない)

話をよくよく聞いてみると、例えばオーストリアでは、金曜日は午前の仕事が終わったらで帰宅することがほとんど、というではありませんか。フレックス、という言葉は聞きませんでしたが、一日の労働時間が決まっていて、各人でそれを守って働けばよい、という考え方の様です。だから朝6時に出社すれば8時間働いて3時に帰宅するし、朝10時に来る人は夜7時に帰ればよいわけですね。

そもそもそのようになったのには理由があるようです。

ヨーロッパでは自動車通勤が多く、例えば過労(2時間以上の残業)で交通事故を起こした場合には、損害保険が下りない(会社側に責任が生じる)という事情があるということです。だから会社としても積極的に8時間勤務で帰宅させる、ということに熱心なんですね。

それでも残業をする、かなりハードに働く、というメンバーは、残業を許されている人、すなわち経営サイドの人たち、という認識です。日本人からすると、若いうちは死ぬほど残業、偉くなったら悠悠自適(あくまでイメージであり実態ではありませんが)、というのとは、労働環境からして真逆、ということのようです。

それでも図の通り、GDP per capitaは欧米諸国がダントツ。。。

長時間労働により成果を出す、現場に負担をかけてなんとか頑張る(自分が休日返上で仕事をしてなんとかする)、というやり方からはそろそろ脱却しないといけないのでしょうね。欧米スタイル学ぶことが多いですが、それをするには、ハッキリとやらないことはやらない、などなどメリハリをつける必要があるのでしょうか。考えることは多いですな。

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