2009年7月18日土曜日

走るジイサン。


池永 陽 著。
第11回小説すばる新人賞受賞作。
以前読んだ傑作、コンビニ・ララバイの作者だったから読んでみました。

1時間ちょいでよめるかるーいお話。

老い、というのは経験したことがないからなかなか理解できないのだけれども、この作品は人間の機微が詰まった小説のように思う。

出てくるのはジイサンだけど、物語のジャンルとしては青春であると思う。

インドに思う。

これまでは中国は世界の工場として台頭してきたけれど、
これからのインドはどうだろうか?

人口はすでに中国に匹敵するくらいだし、
英語も出来るから、外資にとって管理はしやすい。

ただ、宗教色が強いのがまた特徴。

ちなみにこないだ買ったサンダルとベルトはMade in Indiaだったけれど、
牛革の加工は大丈夫なんですかね?
その工場はヒンズーじゃないんですよね、きっと。

同じく、豚革の加工はムスリムでは無理だし。

だけど、中国と比べたら海岸部も広いし、
恵まれている環境にはあるんでしょうね。
人件費などのコストも安いし。

話は変わって医薬品の話。

コストといえば、ルピン ファーマシューティカルの経営戦略が出ていたけれど、売上高はまだまだ800億円くらいなのに400人の研究者を雇ってやっているのがすごい。バイオテクにはとりあえず30人を投入したみたいだし、その規模で新薬研究もやってる。

日本のジェネリックメーカー(GE)はそれくらいの売上でもせいぜい100人くらいの研究者がいい線だろうし、あんまり低分子の領域から出ようとする企業も少ないように思う。Indiaの企業とはそもそもポテンシャルが違う。

2010年問題なんて言われて久しいけれど、当事者から言うと2010年問題に乗り遅れたらその会社はもう終わりなわけ。だから、2010年問題はもちろん乗っかるにしても、重要なのはそれからあと。

世界に出ていくorバイオテクに参入するかは戦略次第だけれども、うちとしてはどっちもやんなきゃ生き残れないように思うね、切に。

さぁ、どうするか。

2009年7月16日木曜日

宵山。

7月のこの頃には、血の気が騒ぐ人もいるんじゃないでしょうか。そう、祇園祭です。

大学のときにいた福岡では祇園山笠がありましたが、今は関西在住なので京都に見に行きました。

博多の山笠は追い山を朝にやってくれるから、曜日関係なく見に行けましたが、京都のは真っ昼間にやるんで社会人のわたくしとしては見に行けません。

まーそもそも、追い山みたいな迫力もなさそうだし、面白味に欠けるかもしれませんが。

それでも、祇園祭が終わるといよいよ夏本番という感じですね。

2009年7月11日土曜日

モダン・タイムズ。


伊坂 幸太郎 著。
これも本屋大賞の入選候補策。

キーワードは、検索と超能力とシステム。

なかなか読みがいのある作品です。
小説の世界は今から約50年後の日本。

んー、実際の50年後の未来はどんな感じなんでしょうか。
何か今後の生き方が垣間見れるかもしれません。

ゴールデンスランバーと平行して書かれた作品らしく、
共通点が沢山あるようです。双子、みたいな感じですかね。

告白。


湊 かなえ 著。
2009年本屋大賞受賞作。

ある学校で起こった事件にまつわる6ヶ月間を描く。

タイトルが「告白」であるように、それぞれの登場人物が自分が感じたことや感じていたことを独白するようなお話。そのスタイルが、日記であったり会話であったり、違いがあるけれども淡々と進む。

内容もダークだから読み終わったらくらーい気持ちにはなりますが、読みがいのある作品です。
Attention! 娯楽小説ではありません。

2009年7月9日木曜日

ララピポ。


奥田 英朗 著。
あんまり知らなかったけれど、直木賞もとったりした著者みたいです。

5,6人の登場人物のそれぞれの物語がリンクしながら紡がれていくお話。
内容は割とエロい話が多いです。

まぁキャバクラの話であったり、図書館の話であったり。

暇なときにどうぞ。
映画かもされているみたいだけれども、どうやって実写化したんだろ。

2009年7月8日水曜日

死神の精度。


伊坂 幸太郎 著。

タイトルにも表れているように、死神のお話。
とある死神が、死神界の上の神から、一般の指定された人間を殺す、そういう話。

実際には直接手を下すわけじゃなくて、死んでもいいか否かを決定するだけ。
で、その調査期間が一週間で、その一週間を綴る。

なんだか、少し夢があって、同じ死ぬにしてもシアワセに死ぬというのはいいのかなぁとも思う。

あとあとは、時系列にも感動アリ。
表紙みたいに重い話しじゃありませんよ、案外軽いです。