ピータードラッカー著。
英題:The essential Druker on individuals: to perform, to contribute and to achieve.
マネジメント理論の大家であるドラッカーの入門本。
過去のいろいろな本の中から、そのエッセンスが凝縮されている。
どうして産業革命が起こりえたか、また、その生産性向上の鍵はなんなのか。
労働への知識適応、というのがキーだそう。
ズシンとくる。
単なる肉体労働であれば、ある決まった作業をどれだけたくさん時間内にこなせるか、
というものさしではかれるけど、知識を適用することによって、
例えばやり方を工夫することによって、その生産性は数倍向上するかもしれない。
企業は、時代に沿って進化するはずのものという論がある。
その中で、企業は(あるいは大学も)計画的廃棄という作業を行わずして生き残ることは出来ない、
と述べられる。
頑固な人が時代に取り残されるように、時代に適合して生き残っていけるのは、
柔軟な組織、ということになる。明日はわが身、と思ってやっていかないと。
こういう本を読めば、いろんなヒントが得られるし、仕事における価値観だったり、
人生における価値観というものもおそらくいい方向に変わるのでは、と思う。
なかなかこれまで慣れ親しんだものを捨てる、ということは、uncomfortableで
誰も好まないけれど、そういう発想を生かすということは重要だと思う。
2008年11月8日土曜日
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